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ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す

2024年7月7日に「ChatGPTと語る未来の目次を俯瞰する」という本が出版されました。

OpenAI元取締役でありシリコンバレーの大物投資家、リード・ホフマンが、GPT-4と対話しながら見通す未来とは?

AIの未来、それが私たちの生活を一変する可能性に関心があるなら手に取る価値のある1冊

■激変に備える10の視点
ChatGPTなど生成系AIの普及によって、大きく変わる未来を10の分野に分けて解説しています。

仕事が激変する/仕事で駆使する/教育/ソーシャルメディア/クリエイティビティ/
司法と正義/ジャーナリズム/ハルシネーション(幻覚)/知識人との対話/技術を生み出し使える人間

■リード・ホフマンとGPT-4が語る未来の例
○大規模な失業はおそらく起こらない
○たとえ失業しても、AIが物質的な豊かさを生み、貧困はなくなる
○低所得エリアの教育をAIがサポートする
○フェイクを生成するAIに対抗して、検証AIも登場する
○AIはクリエイティブに欠かせないツールになる
○自分の作品を生成AIに使われない防衛策の導入が進む
○裁判やリーガルサービスの恩恵を所得によらず受けやすくなる
○知能犯の摘発、刑務所での教育などにAIが活躍する
○読者や視聴者にパーソナライズしたコンテンツサービスが登場する
○すばやいフィードバックやアドバイスでAIが社員のモチベーションを上げる
○AIの主力は、人間の仕事の「強化」と「補完」の2分類になる

目次の俯瞰

ChatGPTと語る未来
    日本語版序文 - 伊藤穰一
    はじめに 気づきの瞬間
        未来旅行が始まる
        意識をもたない新しい機械、 GPT-4
        「気づき」を受け入れる
    第1章 教育 Education
        大規模言語モデルで学生にレポートの書き方を教える
        初等・中等教育での大規模言語モデルの活用法
        人生の明暗を分けるほど教育は重要
        AIが低所得エリアの学校教育をサポートする
        格差を埋める圧倒的な教育ツールか、 単なる自動化ツールか
    第2章 クリエイティビティ
        AIはクリエイティブな仕事で不可欠になる
        AIはクリエイターの創造力を拡大する
        AIによる悪影響を避ける方法
        AI生成物は誰のものか
    第3章 司法と正義 
        よりよく使うために必要な議論
        過ちではなく正しく使うために
        身体装着型カメラ? AIのメリットとリスク
        一般人にもリーガルサービスが使いやすくなる
        刑務所での受刑者教育、 再犯率の低下にも役立つ
        知能犯の摘発にもAIが活躍する
        AIで思いやりのある司法制度に
    第4章 ジャーナリズム
        AIで報道を加速せよ!
        GPT-4との対話はウェブ検索とまったく違う成果をもたらす
        もっと、もっと! 問いがメディアの価値をさらに引き出す
        フェイクニュースをつくるAI、 見破るAI
        ジャーナリストなくしてジャーナリズムなし
    第5章 ソーシャルメディア
        AIがクリエイターをパワーアップさせる
        私はボットなのか? それとも人間なのか?
        全員がチャットに参加するようになる
        ソーシャルメディアAI 一新世代がやってくる
    第6章 仕事が激変する
        AIのアドバイスでキャリア戦略が変わる
        社員のやる気を引き出すマネジメントの強い味方
        営業生産性が上がり雇用が減る可能性も
        法曹界―AIが退屈な作業から弁護士を解放する
        経営コンサルティング 高付加価値を提供できないコンサルは苦境に
    第7章 仕事で駆使する
        代理執筆はかなりのレベルに
        慈善活動をAIはどう変えるのか
        起業家コミュニティ 「Endeavor」 の場合
        就職支援の非営利団体 「Opportunity@Work」 の場合
        AIへの投資先は2分野に
    第8章 ハルシネーション(幻覚)
        AIが生成する幻覚は4種類
        「間に合わせの知識」 が大きな力をもつ
        ルール整備や調整で大きく改善できる可能性もある
        LLMよ、 事実だけか?
    第9章 知識人との対話
        ネット技術が 「公共圏」 へ与えた影響
        ノーベル賞作家が問う 「哲学」の役割
        AIは 「歴史」 の敵か味方か
        マクルーハンによる時代を超えた 「メディア」 論
        「集団行動問題」 へのAIの可能性
        AIは優れた 「公案」 をつくれるのか
        ガリレオとチューリングによる 「対話」 論
    第10章 ホモ・テクネ 技術を生み出し使える人間
        進化するテクノロジーとどう向き合うか
        「想像する未来」 に私たちは進む
        ホモ・テクネに必要な 「決断力」 と 「人間らしさ」
    まとめ 21世紀の分岐点
        ユートピアへの道は失敗と損失でできている
        「進化の道」 を進もう
    謝辞