2023年4月14日に『決定版web3』が出版されました。
目次の俯瞰
決定版Web3 はじめに 第1章 Web3とは何か Web3におけるトラストレスとは何か インターネットの誕生とWeb1.0時代 Read-Writeが可能になったWeb2.0時代 コラム ネットワーク効果 非中央集権でRead, Write、 Ownを実現するWeb3 Web3を実装し始めた動画配信サービス Web3サービスが抱えるジレンマ Web2.0 サービスの代替としてのWeb3プロジェクト Web3アプリケーションの核となる 「コンポーザビリテ コンポーザビリティを実現するイーサリアムの標準仕様 コンポーザビリティのリスク ファットプロトコル理論 コラム Web3のユーザー認証 発想の転換が必要に Web3がはらむ矛盾 すべてが分散化するのか 第2章 Web3時代の新しい組織のカタチ DAO 従来組織との違い DAOにおける報酬 世界最初のDAO DAOのタイプ DAOの立ち上げ手順 DAOの運営支援ツール DAOの課題 (1) 法的な位置づけ DAOの課題 (2) 非効率な意思決定メカニズム 低投票率が引き起こす問題 世界最大のDAO, Uniswapのガバナンス DAOの課題 (3) DAOの持続可能性 コラム 暗号資産フレンドリーなワイオミング州 第3章 Web3の代表的なユースケース - DeFi (分散型金融 ) TradFiとDeFiの違い DeFiアプリケーション (1) DEX(分散型取引所) Uniswapの仕組み AMMとは何か 流動性プロバイダに対するインセンティブ 流動性提供のリスク コラム Uniswapをミームして作られたSushiSwap (2) レンディング (貸付) サービス DeFi ブームの火付け役となったCompound 貸し手が受け取る金利の仕組み 借り手の担保の仕組み なぜCompoundから高い金利を払って借りるのか 「COMP」 が火を付けたトークン発行バブル (3) ステーブルコインの発行 法定通貨担保型 暗号資産担保型 無担保型 (アルゴリズム型) MakerDAO 価格維持の仕組み 最近のハッキングのターゲットはDeFi (4) ハッキングを対象にしたDeFi保険 InsureDAOの仕組み 「インデックス保険」の導入 DeFiがマスに達するために解決すべき課題 着々と準備を進める既存金融機関 第4章 Web3の代表的なユースケース - GameFi ゲームコンテンツのビジネスモデルの変遷 従来のビジネスモデルの課題 GameFi (Play to Earn) Web3の関係 GameFiの代表的存在— (1) Axie Infinity 初期費用無料でゲームを開始できる 「スカラーシップ」 制度 GameFiの代表的存在- (2) STEPN STEPNの仕組み GameFiはポンジスキームなのか? トークンを現金化するインセンティブをなくすには Axie Infinityから学ぶべきこと 第5章 リアル世界へ広がるWeb3 分散型人材ネットワーク 「Braintrust」 報酬はトークンで Braintrustの現状 Braintrustのトークンエコノミー IoTのための分散型ネットワーク構築プロジェクト「Helium」 次第に明らかになり始めた利用実態 日本でも設置できるが将来性は疑問 車両データの提供でトークンを獲得できる 「DIMO」 ドライバーが獲得する報酬 DIMOの課題 サイエンス業界を変革する? 「DeSci」 Web3による解決 VitaDAO 世界初のIP-NFTを用いた研究資金調達 第6章 Web3を支えるトークノミクス トークノミクスの設計 供給サイド デフレ型 インフレ型 ミックス型 資金調達 トークンアロケーション ロックアップとベスティング コラム プロジェクトの種別によるアロケーションの違い 需要サイド (1) 実用性 (2) インセンティブ (3) コミュニティ 暗号資産を評価する際のポイント 時価総額と完全希薄化後時価総額 循環供給量と総供給量が異なる場合 供給スケジュール トークンアロケーション 第7章 Web3を実現するテクノロジー 第0層 (ハードウェア/インフラ層) ノードの運用管理を省力化する「ブロックチェーン版 AWS」 「真の分散アプリケーションの実現」 を目指すDfinity 分散ファイルシステム 第1層 (ネットワーク層) EVM互換ブロックチェーン EVM非互換ブロックチェーン コラム ブロックチェーンのトリレンマ 第2層 (スケーリング層) オンチェーンスケーリング オフチェーンスケーリング オフチェーンスケーリングの本命はどれか 第3層 (ミドルウェア層) オラクル ブロックエクスプローラー インデックス作成 第4層 (開発ツール層) スマートコントラクト開発言語 ライブラリ 開発フレームワーク 一番人気はHardhat 第5層(アクセス層) ウォレット ENS (Ethereum Name Service) Web2.0とWeb3アプリケーションのアーキテクチャの違い Web3のフロントエンド データの保存は分散型ファイルシステムを利用 第8章 真の分散型社会は実現するか SBTとは何か SBTのユースケース SBTの課題 実装が始まるSBT SBTは普及するか Web3は普及するか おわりに Web3関連用語集 参考文献