2023年7月16日に『tv放送、最後の10年』が出版されました。
目次の俯瞰
TV放送、最後の10年 はじめに Ⅰ. 覚悟する 1章. すぐそこに迫る危機 1-1. TV放送ビジネスの「商品」は何なのか? 1-2. 減り続ける「目玉の数」;① 人口減少 1-3. 減り続ける「目玉の数」 ; ② 視聴時間の減少 1-4. 視聴環境の変化;① TV受像器の減少 1-5. 視聴環境の変化;② スクリーン占有率の減少 1-6. Z世代の視聴行動 2章 団塊世代がもたらした、 イノベーションのジレンマ 2-1. 8年間変化なし 2-2. 成長前提の基本的価値観 2-3. できのいいフォロワー 2-4. 「失われた30年」 の主役 2-5. 日本市場の特異性 3-6. 放送市場と団塊の世代 2-7. 逃した「チャンス」 2-8. ガラパゴス 2-9. 団塊世代の使い途 3章 何を守ろうとしているのか? 3-1. TV放送サービスの基本特性 ① 放って送る ~マスメディア~ ② リアルタイム ~最大24時間~ ③ 固定されたパイ ~国内限定~ ④ 参入障壁 ~ プレイヤー限定~ ⑤ 製販一致 ~ハードソフト一致~ ⑥ 有限資源の分配 3-2. TV放送のビジネス基盤 ① 売り物 【広告枠】 ② 収益マネジメントシステム 【編成】 ③ 売り物マネジメントシステム 【タイム(番組提供) ④ 業界通貨 【視聴率】 ⑤ グロス取引 【グロス取引】 3-3. TV放送ビジネスに関する誤解 ① TV放送ビジネスは、 実は流通業である ② TV放送ビジネスは、 実はファミリービジネスである 4章 インターネットが変えたこと 4-1. 全ての情報が繋がる世界 4-2. “情報”の流通革命 4-3. “価値”の流通革命 4-3. ボーダレス 5章 崩されるTV放送の優位性 5-1. “マス”メディアはTVだけ 5-2. 綺麗な画質はTVだけ 5-3. 質の高い番組はTVだけ 5-4. リアルタイム編成こそ価値を生む 6章. 逃げ出しはじめた広告主 6-1. 量か効率か 6-2. アクチュアル 6-3. アドレッサブル 6-4. 双方向性 6-5. シームレス 6-6. データ 7章. 置かれた状況を整理すると 7-1. 大前提 7-2. これまでのアピールポイント 7-3. ビジネスを支えた立脚点 7-4. 破壊要因 7-5. インターネット的 「消費習慣」 ⅡI. 想像する 8章. アメリカの 「放送ビジネス」が好調に見えるワケ 8-1. 背景にある基本理念 8-2. TV放送の基本構造 (1) ローカル放送局 ① 概況 ② 機能 ③ 番組編成 ④ 収益構造 ⑤ 法人構造 (2) 放送局所有会社 ① 概況 ② 機能 ③ 収益構造 (3) TV ネットワーク ① 概況 ② 機能 ③ 収益構造 8-3.アメリカのTV放送の歴史 (1) 誕生 (2) インターネットとの遭遇 (3) メディアグループ化の時代 (4) ビデオストリーミング事業の登場 (5) OTTとコードカッティング 8-4. アメリカ市場から見たヒントを整理する ① 変化が大前提 ② 変化はチャンスに ③ ドメインを明確に ④ スピードが命(トライ&エラー) ⑤ 違うことが価値 III. 「変わる」 9章. イノベーションの起こし方 9-1. 心構え 9-2. やり方 9-3. 2033年のシナリオ ; 長期的な環境予想 ① 人々の視聴環境について ② TV放送ビジネスについて 9-4. 社会的ドメインを考える (1) プラットフォーマーの定義 (2) キー局の定義 (3) 社会的ドメインの定め方 ① 誰のために? ② どのような価値を 9-5. ドメインは何か ; ビジネスドメイン (1) 市場を見極める (2) コンテンツの領域を見極める (3) 収益モデルを見極める 9-6. 選択肢を絞り込む (1) “社会的ドメイン ” から絞り込む (2) 自社が“保有する資源”から絞り込む (3) 競合環境から絞り込む (4) 顧客環境から絞り込む 9-7. いずれの選択肢でも考えるべきこと (1) 面の拡大 (2) 効率の追求 (3) インターネットにおける消費行動への対応 9-8. 【選択肢A】「広告“枠”流通業」を目指す場合 (1) 起点としての 「放送」での展開 (2) 「自社サイト」での展開 (3) 「他社サイト」での展開 (4) 他社サイト;TVER (5) 広告枠の作り方 9-9. 【選択肢B】「動画コンテンツメーカー」 を目指す場合 (1) 何を作るのか ① 得意分野は何か? ② オーディエンスは何を求めているのか? ③ そのプラットフォームで人気の映像コンテンツは何か? ④ そもそも顧客は誰か? ⑤ それは競争力があるのか? (2) どのように買ってもらうのか (3) 流通は何を使うのか ① 「自社流通」の場合 ② 「他社流通」の場合 ③ TVerを活用する場合 9-9. 【選択肢C】 「その他」のビジネスを目指す場合 9-10. 「具体的な進め方」を整理する 終わりに