2021年5月29日に『実践シナリオ・プランニング』が出版されました。
目次の俯瞰
実践 シナリオ・プランニング 第1部 シナリオ・プランニングを理解する 第1章 不確実な時代の未来の創り方 私たちは、「不確実」な時代を生きている VUCA TUNA 予測が通用しない時代に何をするか 「過去」をもとにした予測ができない時代 iPhone成功は「過去」 の予測から見抜くことができたか? 過去の経験にとらわれないためのOODAループ OODAループとPDCA PDCAが効果的な場合、 OODAループが効果的な場合 自身のパラダイムの存在に気づく プロセスを変えればうまくいくのか パラダイム効果 パラダイムが意思決定に与える影響 パラダイムに自覚的になることの大切さ 不確実な時代に意識すべき 「未来創造OS」 「未来創造OS」とは何か reframing:枠組みの見直し reperception:認識の見直し reflective iteration:内省を伴ったくり返し 「ALACTモデル」 で内省の質を高める 「行動志向」の振り返りと「意味志向」の振り返り 「意味志向」の振り返りを実現する 未来創造OSとシナリオ プランニング 「不確実」とどのように向き合うか 「未来創造OS」がシナリオ・プランニングの効果を高める シナリオ・プランニングのプロセスに意識を向ける 「明るい未来」を創造するために column 「未来創造OS」が生まれた背景 第2章 シナリオ・プランニングの概要 シナリオ・プランニングは 「長期的な未来」を考える手法なのか? どれくらい先の未来を考えていくか 本書におけるシナリオ・プランニングの定義 シナリオ・プランニングにおける 「不確実」 シナリオ・プランニングにおける「確実」「不確実」 例:5年後の日本社会① 高齢化 例:5年後の日本社会② 在宅勤務の普及 不確実性の程度 不確実性の観点を活かした未来の捉え方 「未来」を捉える2つの視点 「未来は不確実」 型の具体例 シナリオ・プランニングの定義 「不確実な可能性が現実になった場合の対応」 " what if" を考える 広義のシナリオ・プランニング シナリオ・プランニングと 「未来創造OS」 を組み合わせる 未来創造OS① 枠組みの見直し:reframing 未来創造OS② 認識の見直し:repaception 未来創造OS③ 内省を伴ったくり返し :reflective iteration シナリオ・プランニングの実践によって得られる成果 3つの成果 (1) さまざまな視野や視点で自組織の取り組みを検討できるようになる (2) 変化の可能性を先取りして動くことができるようになる (3) 組織やチーム内に 「戦略的対話」 を行う土壌が育まれる 組織におけるシナリオプランニング活用場面例 シナリオ・プランニングを活用できる4つの場面 (1) 戦略や計画、事業等の検討 (2) パーパスの策定 (3) チームビルディング (4) キャリアの検討 第2部 シナリオ・プランニングを実践する 第3章 実践準備 :シナリオを読む シナリオ・プランニング実践の準備をする シナリオを「読む」 シナリオを読む ①:2030年の世界における食糧システム シナリオ・プランニングを理解するためにシナリオを読む シナリオ・プランニングの基本的な用語の確認 ステップ①:シナリオテーマ設定 ステップ②:外部環境要因リサーチ ステップ③:重要な環境要因の抽出 ステップ④:ベースシナリオ作成 ステップ⑤:複数シナリオ作成 ステップ⑥:シナリオ詳細分析 ステップ⑦:戦略オプション検討 第4章 実践①:未来創造ダイアローグ (シナリオを読み、対話する) シナリオ・プランニング実践の3段階 実践の3段階 「シナリオ・プランニング実践のためのステップ」 「実践の3段階」の概要 3段階を使い分けることのメリット シナリオ・プランニング実践 ① 未来創造ダイアローグ 「第1段階:シナリオを読み、対話する」の重要性 シナリオ・プランニングの実践のためにシナリオを読む 「シナリオを読み、 対話する」 ための 「未来創造ダイアローグ」 未来創造ダイアローグと「影響ピラミッド」 未来創造ダイアローグの特徴 未来創造ダイアローグの設定:未来創造のための問いとダイアローグテーマ 未来創造ダイアローグの流れと進め方 未来創造ダイアローグ 「5年後の日本社会」で読むシナリオ 「5年後の日本社会」のベースシナリオ 演習:未来創造ダイアローグ 「5年後の日本社会」 の複数シナリオ 未来創造ダイアローグ実践ステップ① 【社会の層】複数シナリオの4つの世界観を考える 未来創造ダイアローグ実践ステップ② 【社会の層】共通の切り口を設定し、 4つのシナリオの違いを考える 未来創造ダイアローグ実践ステップ③ 【組織の層】自身が所属する組織への影響を考える 未来創造ダイアローグ実践ステップ④ 【個人の層】個人への影響を考える 未来創造ダイアローグ実践ステップ⑤ 【個人の層】個人の対応策を考える 未来創造ダイアローグ実践 オプションステップ① 検討した対応策を整理して行動計画に落とし込む 未来創造ダイアローグ実践 オプションステップ② 複数シナリオに関する定点観測を行う 未来創造ダイアローグのプロセスの振り返り 未来創造ダイアローグのプロセスと「未来創造OS」 column 既成のシナリオの価値と 「未来創造ダイアローグ」 第5章 実践②:未来創造ダイアローグ+ (用意された軸を組み合わせてシナリオをつくり、対話する) シナリオ・プランニング実践の第2段階 軸を組み合わせてシナリオをつくることの意義 シナリオ・プランニング実践 ② 未来創造ダイアローグ+ 今回の「未来創造ダイアローグ+」 の設定 「未来創造のための問い」 と 「ダイアローグテーマ」 影響ピラミッド この演習の流れと進め方 今回の演習で使う軸と軸の内容を言語化する意義 複数シナリオをつくる 複数シナリオフォーマット 演習:未来創造ダイアローグ + 未来創造ダイアローグ+実践ステップ① 【社会の層】 用意された軸を組み合わせて複数シナリオをつくる 軸を組み合わせる際の検討プロセスで大切なこと ステップ②以降の進め方 column 自分で軸をつくってみたいと思ったら… 第6章 実践③:シナリオ プランニング (ゼロからシナリオ・プランニングを実践する) シナリオ・プランニング実践の第3段階 シナリオ・プランニング実践マップ シナリオ作成準備 (プロジェクト・コンテンツ) 「プロジェクト準備」 「コンテンツ準備」 プロジェクト準備 プロジェクトコアチームの結成 プロジェクトメンバーの選定 ステークホルダーへの対応 プロジェクト目的の明確化 検討した目的の共有と記録 コンテンツ準備 「コンテンツ準備」の概要 「過去」に関するコンテンツの整理 「現在」に関するコンテンツの整理 「近未来」に関するコンテンツの整理 ステップ①:シナリオテーマ設定 シナリオアジェンダを特定する シナリオテーマが表すもの:汎用的な影響ピラミッドの概要 シナリオテーマ設定の3要素 :「時間軸」 column 新型コロナ禍でのシナリオテーマの時間軸設定 シナリオテーマ設定の3要素:「地理軸」 シナリオテーマ設定の3要素:「検討スコープ」 シナリオテーマの3要素の統合 シナリオテーマの検討と共有 ステップ②:外部環境要因リサーチ シナリオ・プランニングの取り組みにおける2種類のリサーチ 外部環境要因リサーチの基本的な進め方 外部環境要因リサーチで参照する資料 外部環境要因リサーチの広げ方 外部環境要因リサーチで「広げる」意味 ステップ③:重要な環境要因の抽出 不確実性マトリクス column 不確実性マトリクスにおける 「不確実性」の考え方 不確実性と影響度の見極め方 「不確実性マトリクス」 をとおした対話 ステップ④:ベースシナリオ作成 不確実性マトリクスの各象限の位置づけ 影響度が小さい外部環境要因の位置づけ 影響度が大きい外部環境要因の位置づけと 「ベースシナリオ」 ベースシナリオに含める要因の 「不確実性」の程度 ベースシナリオをもとにした不確実性が高い外部環境要因の検討 ステップ⑤:複数シナリオ作成 軸のつくり方〔原則編〕 軸の組み合わせ方〔原則編〕 column 複数シナリオの種類 軸のつくり方〔応用編〕 軸の組み合わせ方〔応用編〕 考える意義があるものをくり返しながらつくる ステップ ⑥:シナリオ詳細分析 このステップの位置づけ シナリオ詳細分析の進め方 シナリオ詳細分析を進める際のポイント 「複数シナリオ作成」時点での 「シナリオ詳細分析」活用 column シナリオストーリーとタイトル ステップ⑦:戦略オプション検討 戦略オプション検討の流れ ① 戦略オプション案検討 ② 戦略オプション検討 ③戦略オプションをもとにアウトプット作成 よりシンプルな戦略オプションの検討方法 シナリオ・プランニン実践事例 ステップ①:シナリオテーマ検討 ステップ②:外部環境要因リサーチ ステップ③:重要な環境要因の抽出 ステップ④:ベースシナリオ作成 ステップ⑤:複数シナリオ作成 ステップ⑥:シナリオ詳細分析 ステップ⑦:戦略オプション検討 第3部 シナリオ・プランニングを活用する 第7章 組織や個人におけるシナリオ プランニングの活用 シナリオ・プランニングを成果につなげる シナリオ・プランニングの目的 シナリオ・プランニングをとおして目指す組織と個人 不確実な可能性に柔軟に対処できる組織・個人の特徴 「個人一集団」 / 「内面一外面」 4つの象限で整理する シナリオ・プランニングの成果と4つの象限 シナリオ・プランニングをとおして目指す個人・組織の姿 「未来創造組織」を目指す 「未来創造組織」の特徴 特徴1 それぞれのメンバーの思考の「違い」 を活かしている 特徴2 常に 「実験的」な態度をもって行動している 特徴3 組織のパーパスを重んじている 「未来創造人材」を目指す 「未来創造人材」の特徴 特徴1 不確実さに耐える 特徴2 変化に対応し、 変化を起こすための判断と行動を進める 特徴3 個人のパーパスを重んじている 未来創造組織・未来創造人材を目指す 未来創造組織・ 未来創造人材の実現を阻むもの 組織内の3つの構造 「集団の内面」に働きかける 集団の内面への働きかけ①シナリオ・プランニング取り組み中 シナリオ・プランニング取り組み中の4つの側面への対応 「集団の内面」の課題に対する「ファシリテーター」の役割 「集団の内面」の課題に対する「シナリオのつくり方」 集団の内面への働きかけ②シナリオ・プランニング取り組み後 シナリオ・プランニング取り組み後の4つの側面への対応 作成したシナリオの浸透 作成したシナリオをもとにした定点観測 シナリオの旅