Stand Up and Shout!

勉強したことや、思いついたことを気ままに記述します

新しいアートのかたち

2022年9月15日に『新しいアートのかたち』が出版されました。

マインドマップによる整理

TBD

目次の俯瞰

新しいアートのかたち
    はじめに
        「わかりやすい説明」だけでは足りない
        約七五億円で落札されたデジタルアート
        有名モデルがひっくり返したアートの定義
        アートそのものの意味を問い直す
    第1章 NFTは情報革命の「ラストパンチ」?
        『グーテンベルク聖書』が何を起こしたか?
        すべての個人が発信者となる Web 2.0
        Web 2.0 に乗らなかったアート業界
        アートは所有するもの
        Web3とブロックチェーンの時代
        NFTはデータに「実存」を与える
        ファンジブルとノンファンジブルのあいだ
    第2章 そもそもアートとは何か
        NFTアートへの疑問=アートへの疑問
        アート作品の値段のつけ方
        アートの価値はどこにある?
        値段をつける難しさ
        最初からオークションで売られるNFTアート
        「還元金」という仕組み
        アートは模倣からはじまった?
        モノよりもアイディア
        NFTアートにつながる現代アートの潮流
        「アート市場」はどのように生まれたか
        その時代の富裕層がアートを買う
        時を隔てて唯一性のある普遍的な価値
    第3章 NFTアートの「現在地」
        生まれたばかりのNFTアート
        どこでどうやって買うか
        イーサで買う
        自分の作品を売る
        「ガス代」って何?
        消失や中身の改ざん
        NFTアートにはどんなジャンルがあるか
        コレクターの特徴
        作品を選ぶ基準
        メリットと楽しみ方
        著作権を買う?
        価格上昇のワケ
        変化する価値
        売買する基準
        NFTは「危ない」ものか
        市場が抱える問題
        膨大な電力消費などの環境負荷
        「所有権が認められていない」とは
        世界市場の現状
    第4章 未来をつくるインフラとしてのNFT
        アートの価値と情報の継承
        文化財のクローンからみえる可能性
        モノのオリジナルか、デジタルのオリジナルか
        ゴーグルの情報を通してアートを見る
        高まるアートの公共性
        得体の知れない「もう一層」
        NFTで市場は融合し、拡大していく
        「アートの民主化」
        個人のクリエイティビティに光を当てる
        生涯に一五万点の作品を世に問うたピカソ
        ひとつのアート作品を分割所有する可能性
        分断されたプラットフォームをつなげていく
    [特別対談]アーカイブとシャンペン 坂井豊貴×施井泰平
        価格を「発見」する
        「物語」をいかにつくるか
        市場が 「アート」 を決める
        サイエンスとアート
        「美しいもの」をつくる
        目利きにインセンティブを
        劇場で演じられる舞台は儚い
        アーカイブの重要性を理解しない日本人
        人類がやってきた営みを効率化
        一般性ばかり見ていると特殊性を見落とす
        NFTは劇場であける高価なシャンペン
    [特別対談] 文化的.社会的な価値を加える 山峰潤也x施井泰平
        社会に開かれたテクノロジー
        「通貨の解放」
        NFTで社会を変える
        アートの絶妙な「二重性」
        美術館は「伊勢神宮」 ?
        それでもアートの権威性は残る
        アートに流れるお金はグレー?
        「所有できるもの」の時代へ
        マネーゲームとしてのNFT
        「通時性」のメディアとしての美術館
        五〇年後の「NFTミュージアム」
        キュレーターは「アーティストの番長」
        「囲い」がなくなる感覚
        「紐づけ」をいかにするか
    [特別対談] 冒険者にインセンティブを武田徹×施井泰平
        お金の話になってしまう違和感
        アートの「ダークな側面」
        アートの「用」は、時代を隔てること
        作品の流通を著作者に決めさせてほしい
        「複製技術の時代」は終わりつつある
        新しい時代の不安と向き合うアート
        赤瀬川原平はNFTを先取りしていたライカにNFTを組み合わせたかった
        川端康成のような目利きが生まれてほしい
    おわりに
    参考文献
    NFT、NFTアート関連用語集