2002年6月20日に『寝ながら学べる構造主義』が出版されました。
目次の俯瞰
寝ながら学べる構造主義 まえがき 第1章 先人はこうして「地ならし」した - 構造主義前史 1 私たちは「偏見の時代」を生きている 2 アメリカ人の眼、アフガン人の眼 3 マルクスの地動説的人間観 4 フロイトが見つけた「無意識の部屋」 5 ニーチェは「臆断の虜囚」 を罵倒する 第2章 始祖登場 - ソシュールと『一般言語学講義』 1 ことばは「ものの名前」ではない 2 「肩が凝る」のは日本人だけ? 3 私たちは「他人のことば」を語っている 第3章「四銃士」活躍す その1 - フーコーと系譜学的思考 1 歴史は 「いま・ここ・私」に向かってはいない 2 狂気を査定するのは誰? 3 身体も一個の社会制度である 4 王には二つの身体がある 5 国家は身体を操作する 6 人はなぜ性について語りたがるのか 第4章「四銃士」活躍す その2 - バルトと「零度の記号」 1 「客観的ことばづかい」が覇権を握る 2 読者の誕生と作者の死 3 純粋なことばという不可能な夢 第5章「四銃士」 活躍す その3 - レヴィ=ストロースと終わりなき贈与 1 実存主義に下した死亡宣告 2 サルトル=カミュ論争の意味 3 かくてサルトルは粉砕された 4 音韻論とはどういうものか 5 すべての親族関係は二ビットで表せる 6 人間の本性は「贈与」にある 第6章「四銃士」 活躍す その4 - ラカンと分析的対話 1 「幼児は鏡で「私」を手に入れる 2 記憶は「過去の真実」ではない 3 大人になるということ 4 コミュニケーションにこそ価値がある あとがき 引用、参考にした文献