1994年9月20日に『貨幣とは何だろうか』が出版されました。
目次の俯瞰
貨幣とは何だろうか 第1章 貨幣と死の表象 1 人間と動物 2 貨幣の社会哲学 3 媒介形式と死の観念 4 本書の見取り図 第2章 関係の結晶化 ジンメルの『貨幣の哲学』 1 貨幣の哲学的考察の意味 2 距離化と貨幣 3 文化の形成力としての貨幣 4 ジンメル貨幣論の特質 第3章 貨幣と犠牲 ゲーテの 『親和力』 1 貨幣小説 2 媒介者 3 墓をいじること 4 関係の解体 5 罪なき犠牲 6 デモーニッシュなもの 第4章 ほんものとにせもの -ジッドの『贋金つくり』 1 父(ペール)あるいは父権(パテルニテ) 2 子供たち 3 文学における貨幣 第5章 文字と貨幣 1 文字と貨幣 2 ルソーの文字論 3 言語起源論について 4 距離化 5 文字の根源性 6 文字と死 エピローグ ・人間にとって貨幣とは何か