2015年12月20日に『リモートチームでうまくいく』が出版されました。
目次の俯瞰
リモートチームでうまくいく はじめに 第1章 リモートチームという古くて新しい働き方 1 もはやリモートワークは特別な働き方ではない リモートワークに踏み切れないのはメンタルの問題!?!?! 2 リモートワークに適したビジネス ナレッジワーカーはリモートワーク向き 3 外注のリモートワークから社員のリモートワークへ クラウドソーシングの可能性と問題点 アウトソースでできないことをリモートで行う 4 離れていても一緒に働くリモートチーム リモートとチームは水と油なのか? 同じオフィスにいれば、チームワークは自然にできるのか? 5 リモートワークでもチーム"で働く意味 チームでこそリモート、リモートでこそチーム 6 時間の節約による生産性アップ リモートでは会議や出張の概念が変わる 7 自分の生活に合わせた働き方が選べる リモートチームにおける「仕事中」とは? 8 場所を気にせず気の合う仲間と一緒に働ける 「リモートワーク可」が求人広告の売りになる 9 「オフィスにいること」が「働くこと」ではなくなった オフィスもリモートも本質的な違いはない オフィス通勤を前提とする世界観の揺らぎ 10 リモートチームは少子化時代の古きよき新しい働き方 人口減少時代のナレッジワーカーの働き方 第2章 リモートチームが実践している習慣と環境づくり 1 新しい働き方には新しいツールを 時間差のある古いツール 即時性のある会話的なツール URLの共有でテレビ会議もカンタンにできる 2 チャットを使ったコミュニケーション術 チャットは最低限のリテラシー チャットでは絵文字も使う 3 オフィスにあってリモートにないものを補完する リモートワークにおける「存在感」 イノベーションは雑談から生まれる!? リモートワークのためのオフィス 「リモートチームプレイス」 4 場所は離れていても同じ時間帯に働く 物理出社〟と〝論理出社〟 「チーム」とはメンバーがいつでも助け合える状態 5 社内外のコミュニケーションを使い分ける 外部とのコミュニケーションにはコストがかかる 6 リモートチームにおける会議の〝新常識" リモート会議は用途に応じてツールを使い分ける 「ラジオ参加」という会議の傍聴 会議室のないオフィス 7 ハッカソンや「飲み会」だってリモートでできてしまう! 「リモート・ハッカソン」の試み 「リモート飲み会」はこうすればうまくいく! 8 リモートチームでの信頼関係の築き方 信頼は共に仕事をすることで築かれる 「隣は何をする人?」を解消する タスクを小さく分解し、その一つひとつに応えて信頼を得る 9 リモートチームのための3つの原則 雑談を奨励する 同じワークタイムにする 全員リモートワークが前提 第3章 リモートチームの成功は企業文化にかかっている 1 雑談と独り言が「連帯感」と「存在感」を生む 雑談は企業文化を創り出す 独り言からチームワークが生まれる? 2 絵文字とニックネームでフランクな関係を築く コミュニケーションの基本 3 すべてオープンにして情報格差をなくす 情報格差の解消がチームの一体感を生む 誰でも会議や打合せを傍聴できる 情報の格差と制限が社員の主体性を奪う 4 日報ではなく「日記」で誰がなにをしているかを共有する 感情を共有する仕組みとしての「日記」 義務感をなくして、楽しく続けられる日記に チームの問題発見に役立つ日記 5 チームが集まるのは半年に一度の合宿で 合宿でしかできないことをやる 個人の思いや夢を語り合う オフィスで寝食を共にする 6 人それぞれの多様な働き方を許容する リモートワークには家族の協力が不可欠 オンとオフの切り替えを〝小口化〟する 第4章 リモートチームで変わるマネジメント 1 リモートチームは信頼関係とセルフマネジメントでうまくいく リモートワークは「信頼」を前提とする 指示・命令型マネジメントはなじまない 2 チームワークを大事にするパーソナリティ チームワークには「オフィス」も「リモート」もない リモートのほうが仲間に関心を払う 3 リモートワークの採用には時間とコストをかけて 採用は時間をかけて人物本位で 面談もリモートで実施 4 全員がセルフマネジメント、全員が管理職のチーム セルフマネジメントへのプロセス 仕事を分解して考えるタスクばらし チームの目標を理解し、優先順位を考えて実行する 5 「ふりかえり」を通じてセルフマネジメントを鍛える 「ふりかえり」のフレームワーク メンターがチームの哲学や価値観を伝える 6 オフィスとリモートで環境の差を作らない 情報はクラウドで管理する 自宅のリモート用備品は会社が用意する 7 朝礼の代わりに配信する 「社長ラジオ」 ビジョンの浸透は「社長ラジオ」で 8 「社長ラジオ」があれば、離れていても親近感アップ 5分の制約があるから形式ばらずに伝えられる 社長の言葉がダイレクトに伝わる 9 リモートチームにおけるメンバーの評価 時間での評価が難しい仕事 成果とはチームのもの 10 リモートワークを特別扱いしない 全社員がリモートワークの前提で リモートなら誰とでも等距離の関係 第5章 リモートチームで変わるワークスタイル 1 自宅で働く場所を確保する 家族にもストレスがかかる 家族への感謝を示す「家族旅行」 2 仕事以外で関われる仲間を見つける 社外のコミュニティに仲間を作る 自分で〝第3の場所" を立ち上げる 3 出張先でもいつもと同じように働く 移動と仕事を切り離せる 4 リゾートに行って働く「ワーケーション」 ワークとバケーションの融合? 5 毎日の習慣とリズムを作ろう 頭のスイッチを切り替える「朝会」 仕事以外もスケジューリングしておく 6 リモートワークで健康になる! 通勤時間の浮いた分を運動にあてる 「時間」を目標にすればよい習慣ができる 第6章 リモートチームで起きる課題を解決する 1 リモートワークは人を孤独にするか? リモートワークとクラウドソーシングは同じではない 孤独感は人間関係の問題 2 「飲みュニケーション」がなくなっても大丈夫? 飲み会だけで信頼関係は築けない リモート「ランチ会」とリアル「合宿」 3 リモートワークでは新しいアイデアは生まれてこない? アイデアは雑談から生まれる! 離れていても同じ時間を過ごす 4 「サボっていないか」をどうやって監視するのか? サボるためにリモートワークを志望する人はいない 「オフィスに顔を出す」ことが「仕事をする」ことではなくなる 5 リモートワークだと働きすぎてしまう? リモートでは「オン」と「オフ」があいまい 6 新入社員がいきなりリモートワークできるのか? 新人のリモートワークは〝NG" 徹夜で成果を出しても叱られる 7 リモートワークが導入できない企業はどうなっていく? リモートワークは待ったなしの現実 第7章 リモートチームに至るまでの道のり 1 始まりは「海外で働きたい」という何気ない一言から 海外渡航歴ゼロ、リモート未体験からのスタート 2 国内で在宅勤務を試した後の海外長期滞在 「えっ? 彼は今、海外にいるの!?!?」 3 3・11東日本大震災を乗り越えて リモートワーク推進のきっかけ 4 アイルランドを仕事の拠点にヨーロッパを旅する1年間 国境なきリモートワーカー 5 起業を機に働くことの意味を再確認 仕事はオフィスにあるのではない 6 初めての中途採用で、在宅勤務を希望する応募者が リモートワークの求人に応募者がいた! 7 信頼関係を築くための「合宿」と「半単身赴任」 「リモートだからこそ」の取り組み 8 リモートワークを前提とした採用を広げる 2人目の在宅勤務者を採用する 9 存在感と気軽な雑談を実現するRemottyの開発 組織や環境の変化によって必要なツールは進化する 10 セルフマネジメントができる人材とフラットな関係のチーム リモートワークと相性のよい経営スタイル 11 社長が自らリモートワークを実践する 極力オフィスに行かないワークスタイル 12 リモートワークが多数派になる未来の会社 本質的な「会社」の姿とは おわりに リモートチームは働き方の選択肢を広げる なぜリモートチームを広めたいのか? リモートチームから考えるマネジメントの本質と働き方の未来