エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング 単行本(ソフトカバー) – 2018/2/22
マインドマップによる整理
(TBD)
目次の俯瞰
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング Chapter 1 思考のリファクタリング 1-1 すべてのバグは,思考の中にある 1-2 不確実性とエンジニアリング エンジニアリングの意味 はじめとおわりを考える プロジェクトにおける不確実性コーン 組織構造と不確実性の流れ 不確実性と情報の関係 不確実性の発生源 情報を生み出すこと 1-3 情報を生み出す考え方 仕事と学力テストの3つの違い 仕事の問題を学力テストの問題に変換する 3つの思考とソフトウェア開発 1-4 論理的思考の盲点 論理的思考と2つの前提 人間が正しく論理的に思考するためには 非論理的に考えない=論理的に考える 人は正しく事実を認知できない ベーコンの4つのイドラ 認知の歪み 認知的不協和 扁桃体をコントロールする 自分のアイデンティティの範囲を知る 「怒り」を「悲しみ」として伝える 問題解決より問題認知のほうが難しい 1-5 経験主義と仮説思考 わからないことは調べるしかない<<経験主義>> 不確実性と夏休みの宿題 プロフェッショナルの仕事 コントロールできるもの/できないもの 観測できるもの/できないもの あなたができること 少ない情報で大胆に考える<<仮説思考>> PDCAサイクル データ駆動な意思決定の誤解 リアルオプション戦略と遅延した意思決定 問題の解決よりも問題の明晰化のほうが難しい 1-6 全体論とシステム思考 システムとは全体の関係性を捉えること 部分だけしか見ないことで対立が起こる 認知範囲とシステム思考 問題解決より問題発見のほうが難しい 1-7 人間の不完全さを受け入れる コミュニケーションの不確実性 カレー作りの寓話 不確実性を削減し,秩序を作る Chapter 2 メンタリングの技術 2-1 メンタリングで相手の思考をリファクタリング メンタリングの歴史 メンタリングとエンジニアリングの関係 「自ら考える人材を作る」ためのテクニック 効果的なメンター/メンティの関係性 「他者説得」から「自己説得」に 「悩む」と「考える」の違い 2-2 傾聴・可視化・リフレーミング 解けないパズルを変換する 空っぽのコップにしか水は入らない 「傾聴」と「ただ話を聞くこと」の違い 共感をして話を聞き出す「信号」 問題の「可視化」と「明晰化」 認知フレームとリフレーミング 2-3 心理的安全性の作り方 「アットホームな会社」は心理的安全性が高いか アクノレッジメントとストーリーテリング ストーリーテリングの重要性 ジョハリの窓と心理的安全性 2-4 内心でなく行動に注目する 内心は見ることができないが,行動は見ることができる SMARTな行動 「わかった?」は意味のない言葉 能力は習慣の積分,習慣は行動の積分 なぜ行動を起こせないのか? ゴールへのタイムマシンに乗る Chapter 3 アジャイルなチームの原理 3-1 アジャイルはチームをメンタリングする技術 日本と世界のアジャイル開発普及率 日本国内ではアジャイル実践者の数が圧倒的に少ない アジャイル開発が必要とされた2つの理由 アジャイル開発は3倍の成功率,1/3の失敗率 プロジェクトマネジメントとプロダクトマネジメント アジャイルをするな,アジャイルになれ ウォーターフォールかアジャイルか 3-2 アジャイルの歴史 アジャイル開発は経営学 デミング博士とPDCA トヨタ生産方式とリーン生産方式 生産方式から知識経営へ 生命科学の発展と社会科学への流入 ハッカーカルチャーと東洋思想への憧れ 軽量ソフトウェア開発プロセス アジャイルソフトウェア開発宣言 アジャイルの歴史に見る3つのポイント 3-3 アジャイルをめぐる誤解 アジャイルに関する5つの誤解 アジャイルはなぜ誤解されるのか 3-4 アジャイルの格率 「アジャイル」は理想状態 アジャイルな方法論 アジャイル開発は「脱構築」される Chapter 4 学習するチームと不確実性マネジメント 4-1 いかにして不確実性を管理するか 不確実性マネジメント 4-2 スケジュール予測と不確実性 スケジュールマネジメントの基本 制約スラックとクリティカルパス 悲観的見積りと楽観的見積り スケジュール不安の「見える化」 計画でなく実績から予測する 要求粒度と不確実性 スケジュール不安はコントロールできる 4-3 要求の作り方とマーケット不安 スケジュール不安とマーケット不安の対称性 マーケット不安はいつ削減できるか 4-4 スクラムと不安に向き合う振り返り 不安に向き合うフレームワークとしてのスクラム どこに向かって,どのように振り返るか 不安を知りチームマスタリーを得る Chapter 5 技術組織の力学とアーキテクチャ 5-1 何が技術組織の“生産性”を下げるのか 生産性という言葉の難しさ 組織の情報処理能力 組織とシステムの関係性 エンジニア組織の情報処理能力を向上させるには? 5-2 権限委譲とアカウンタビリティ 組織と権限 権限と不確実性 権限委譲のレベルとデリゲーションポーカー 権限の衝突 権限と組織設計 5-3 技術的負債の正体 技術的負債をめぐる議論 コミュニケーションのための分類 クイック&ダーティの神話 技術的負債は「見ることができない」 理想システムの追加工数との差による表現 見えてしまえば「技術的負債」ではない 技術的負債に光を当てる 5-4 取引コストと技術組織 取引コスト理論 ホールドアップ問題 アーキテクチャと外注管理 社内における取引コスト 機能横断チームの重要性 5-5 目標管理と透明性 誤解された目標管理 抜け落ちたセルフコントロール OKRによる目標の透明化 透明性と情報公開 5-6 組織設計とアーキテクチャ 取引コストとアーキテクチャ 逆コンウェイ作戦 マイクロサービスアーキテクチャ マイクロサービス化を行う時期の難しさ エンジニアリング・カンパニー