2020年1月16日に『非営利組織のガバナンス――3つのモードを使いこなす理事会』が出版されました。
目次の俯瞰
非営利組織のガバナンス――3つのモードを使いこなす理事会 日本語版に寄せて 訳者まえがき 序文 1つの大きな川の流れであり、2つの小川ではない 対象となる読者層 本書の構成 第1章 本書の前提となる視点 1:非営利組織の運営者がリーダーになった 2:理事が非営利組織の運営者のように行動するようになってきた 3:ガバナンスのモードには3つあり、どれもが重要である 4:1つか2つのモードだけよりも、3つのモードが揃っているほうがよい 第2章 パフォーマンスの問題か、目的の問題か パフォーマンスの問題 「パフォーマンスの問題」から「目的の問題」 公式の仕事には、稀にしか発生しないものがある 公式の仕事には、そもそも満足感を得られないものがある 非公式の仕事には、重要だが楽にこなせてしまうものがある 非公式な仕事には、やりがいはあるが周りから歓迎されないものがある 改革する際の課題 第3章 タイプ1のガバナンス受託者責任を果たす タイプ1のガバナンス タイプ1のメンタルマップ タイプ1型理事会 問題の分析 結論 第4章 タイプ2のガバナンス - 戦略的に思考する 非営利組織の市場への参入 理事会と戦略 - タイプ1のやり方でタイプ2の仕事をする 戦略への幻滅 戦略的思考 - タイプ1のマインドセットを越えて タイプ2モードでのガバナンス 戦略的ガバナンスの進化 タイプ2のガバナンスのプロセスと構造 戦略の実行 タイプ1とタイプ2だけではどうして駄目なのか? 第5章 タイプ3のガバナンス - 創発的に思考する 組織における創発的思考の持つ力 創発的思考というブラックボックスの中身 創発的なガバナンスに向けて ガバナンスとしてのリーダーシップ - 理事に取って代わる運営陣(シナリオA) ガバナンスの不在 - 交わらない理事と運営陣(シナリオB) 命令によるガバナンス - 運営陣に取って代わる理事(シナリオC) タイプ3のガバナンス - 理事と運営陣の協働(シナリオD) 理事会に担えるだろうか? 第6章 タイプ3のガバナンス - 創発的に統治する 組織のタイプ3のメンタルマップを使う 創発的な活動の機会に気づく 創発的目印 隠された創発的イシュー 三重らせんの状況 組織の境界で活動する 内部の境界で活動する 外部の境界で活動する 過去を振り返る - バックミラーに映る未来 創発的な議論を促す 基本ルール―ルールを中断する 活発な議論を促す 創発的活動を評価する 創発的ガバナンスの価値 第7章 ガバナンスを動かす資本 知的資本 評判資本 政治的資本 社会関係資本 理事を資本化する 第8章 次はどこへ? この変革は割に合うか? 診断 「アトラクティブ・ニューサンス」 新しい契約 出発点に戻る 謝辞 ボードソース(BoardSoure)について 参考文献 著者について