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わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か

2012年10月18日に『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か』が出版されました。

目次の俯瞰

わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か
    まえがき
    第1章 コミュニケーション能力とは何か?
        コミュニケーション教育
        「コミュニケーション能力」が求められている
        コミュニケーション能力のダブルバインド
        なぜ、引きこもるのか
        単語で喋る子どもたち
        伝えたいという気持ち
        「ロベた」というハンディ
        産業構造の変化
        慣れのレベルの問題
        「現場」という幻想から離れる
    第2章 喋らないという表現
        中学国語の教材
        教えない勇気
        フィクションの力
        支えきれない嘘はつかない
        喋らないという表現
        コミュニケーション教育は国語教育か
    第3章 ランダムをプログラミングする
        アンドロイド演劇
        長期的な記憶はどこから来るのか
        短期的な記憶を問う試験
        メチャクチャに教えた方がいい
        ランダムをプログラミングする
        再びアンドロイドについて
    第4章 冗長率を操作する
        その竿を立てろ
        西洋近代演劇を模倣した不幸
        現代口語演劇理論
        新しい日本語教育
        話し言葉の教育の問題点
        間投詞の多い戯曲
        「対話」の構造を作る
        わかりあう文化
        対話と対論の違い
        冗長率
        冗長率を操作する
        『くりかえしの文法』
    第5章 「対話」の言葉を作る
        言葉は作られる
        「対話」の言葉だけが作られなかった
        女性からの指示語
        コピーとってください
        言語的権力
        政治家の言葉
        「対話」のない国家
        「対話」を意識する
    第6章 コンテクストの「ずれ」
        大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
        演劇を創る授業
        「言い出しかねて」 を考える
        列車の中で話しかける
        「相手による」は文化にもよる
        少数派であるという認識
        コミュニケーション教育は、人格教育ではない
        話しかけにくい社会
        「何年生まれですか?」
        「旅行ですか?」という台詞
        話し言葉の個性
    第7章 コミュニケーションデザインという視点
        「ずれ」による摩擦
        銀のサモワール
        バルコニー
        「ボウリングに行こうよ」
        「田中先生が大好き」
        「胸が痛いんです」
        ホスピスでのコミュニケーション
        弱者のコンテクストを理解する
        コンテクストを理解する能力
        他人が書いた言葉を話す
        話しかける要素は何か?
        コミュニケーションをデザインする
        会議をデザインする
        「サッカー好きなんですか?」
        シンパシーからエンパシーへ
        コンテクストの摺りあわせ
    第8章 協調性から社交性へ
        成長型の社会から成熟型の社会へ
        協調性から社交性へ
        落書き問題
        フィンランド・メソッド
        「みんなちがって、たいへんだ」
        いい子を演じる
        演じサルとして
        わかりあえないことから
    あとがき