2020年3月10日に『勉強の哲学来たるべきバカのために増補版』が出版されました。
目次の俯瞰
勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 はじめに 第1章 勉強と言語 - 言語偏重の人になる 勉強とは、自己破壊である 自由になる可能性の余地を開く 目的、環境のコード、ノリ 自分は環境のノリに乗っ取られている 自分とは、他者によって構築されたものである 言語の他者性、言語的なヴァーチャル・リアリティ 二つのノリがぶつかる狭間から、言語の世界へ 言語の不透明性 道具的/玩具的な言語使用 自分を言語的にバラす 深く勉強するとは、言語偏重の人になることである 第2章 アイロニー、ユーモア、ナンセンス 自由の余地は、「浮いた」語りに宿る ツッコミ=アイロニーとボケ=ユーモアで思考する コードの不確定性 わざとの自己ツッコミと自己ボケ コードの転覆 ナンセンスという第三の極 会話を深めるアイロニー アイロニーの過剰 - 超コード化による脱コード化 新しい見方を持ち込むユーモア ユーモアの過剰 - コード変換による脱コード化 もうひとつのユーモア - 不必要に細かい話 「享楽的こだわり」と「非意味的形態」 アイロニーからユーモアへ 享楽のノリが究極のノリである 名づけの原場面 - 新たに言葉に出会い直す 第3章 決断ではなく中断 現状把握から問題化へ、キーワード出しへ キーワードを専門分野に当てはめる 発想法としてのアイロニーとユーモア 追究型と連想型 勉強のきりのなさ 考えて比較をする アイロニーから決断主義へ 比較の中断 こだわりの変化 欲望年表を作る メインの欲望年表 - 千葉雅也の場合 サブの欲望年表 メインの年表とサブの年表をつなげる 来たるべきバカへ 第4章 勉強を有限化する技術 専門分野に入門する 読書は完璧にはできない 入門書を読む 教師は有限化の装置である 専門書と一般書 信頼性、学問の世界 読書の技術 - テクスト内在的に読む 二項対立を把握する 言語のアマ・モードとプロ・モード ノート術 - 勉強のタイムライン 書く技術 - 横断的に発想する アウトライナーと有限性 結論 付記 補章 意味から形へ - 楽しい暮らしのために 「勉強の哲学」から「制作の哲学」へ 「楽しい暮らしのモデル」を考える 小説的に世界を捉える ダンスとして出来事を見る 形やリズムとしての言語 - 現代詩、短詩のほうへ 絵画の問題を考える - 自由な線を解放する 音楽もルールから離れてみる 形を操作してみること、それは仕事の創造性につながる 参考文献 あとがき 解説 究極のビジネス書 佐藤優