2021年6月28日に『ブロックチェーン技術概論 理論と実践』が出版されました。
目次の俯瞰
ブロックチェーン技術概論 理論と実践
序文
本書の使い方
Chapter 1 ブロックチェーン技術の原点 山崎重一郎
1.1 サトシ・ナカモト論文
1.2 信頼できる第三者が不要なトラストの実現(トラストレスなトラスト)
1.3 電子通貨の二重使用問題の解決 (共有台帳の会計監査)
1.4 デジタル署名による送金 (暗号通貨)
1.5 時系列的ハッシュチェーンによる共有台帳 (ブロックチェーン)
1.6 共有台帳への合意(コンセンサス)
1.7 構造のないP2Pネットワークシステム (単一障害点がないシステム)
Chapter 2 ブロックチェーンの概要 山崎重一郎
2.1 ブロックチェーンの定義の例
2.2 ブロックチェーンの分類の例
2.3 ブロックチェーンにアプローチするための3つの視点
2.4 トラストのアーキテクチャ
2.5 ゲーム理論
2.6 トラストとゲーム理論
Chapter 3 スマートコントラクトと分散台帳山崎重一郎
3.1 スマートコントラクト
3.2 分散台帳
Chapter 4 ブロックチェーンを構成する暗号技術の基礎 山崎重一郎
4.1 暗号の安全性とブロックチェーンへの攻撃者のモデル
4.2 暗号学的ハッシュ関数
4.3 公開鍵暗号
4.4 デジタル署名
4.5 ゼロ知識証明
4.6 秘密計算
Chapter 5 ビットコインのシステム構成と仕組み 山崎重一郎
5.1 Bitcoin Core
5.2 ビットコインノード (ピア)
5.3 ビットコインネットワーク
5.4 ビットコインワレット
5.5 トランザクション
5.6 ブロックチェーン
Chapter 6 ビットコインの仕組みの詳細 山崎重一郎
6.1 ビットコイン開発コミュニティとBIP
6.2 トランザクションタイプと基本構造
6.3 ビットコインアドレス
6.4 トランザクションのタイプと検証スクリプト
6.5 ビットコインスクリプトの応用例
Chapter 7 P2Pネットワーク 安土茂亨
7.1 ビットコインのP2Pネットワーク
7.2 ビットコインのチェーンの同期
7.3 イーサリアムのP2Pネットワーク
7.4 イーサリアムのチェーンの同期
Chapter 8 さまざまなノード実装 安土茂亨
8.1 軽量ノード
8.2 Compact Stateノード
8.3 reGenesis
8.4 Secure Fountain Architecture
Chapter 9 トークンの表現と利用 金子雄介
9.1 UTXOモデル
9.2 アカウントモデル
9.3 トークンの分類と用途
9.4 ステーブルコイン
Chapter 10 ブロックチェーンのスケーラビリティ 金子雄介
10.1 オフチェーン・スケーリング
10.2 サイドチェーン・スケーリング
10.3 シャーディング
Chapter 11 暗号技術とスマートコントラクト 安土茂亨
11.1 オラクル
11.2 Scriptless Script
11.3 MAST
Chapter 12 ブロックチェーンと匿名化技術 安土茂亨
12.1 送金グラフの難読化
12.2 送金量の秘匿化
12.3 送信者の秘匿
12.4 送金内容の秘匿化
12.5 経路の秘匿化
12.6 匿名化とトレードオフ
Chapter 13 ブロックチェーンを利用したシステム構成 長田繁幸
13.1 仮想通貨取引所のモデル
13.2 仮想通貨の発行
13.3 法定通貨と仮想通貨の交換
13.4 仮想通貨同士の交換
13.5 不正防止機能付き試験出題回答システム
Chapter 14 ブロックチェーン特有のリスク 長田繁幸
14.1 技術のリスク
14.2 発展 : ブロックチェーンを狙った特有の攻撃
14.3 ビジネスのリスク
14.4 発展 : 関連法規制
Chapter 15 ブロックチェーンのビジネスへの導入 長田繁幸
15.1 導入プロセスの全体概要
15.2 企画フェーズ
15.3 実証実験フェーズ
15.4 設計・開発フェーズ
15.5 運用フェーズ
付録 数学的基礎 山崎重一郎
用語一覧
