2016年9月8日に『やり抜く力』が出版されました。
目次の俯瞰
やり抜く力 はじめに――「生まれつきの才能」は重要ではなかった! PART1「やり抜く力」とは何か? なぜそれが重要なのか? 第1章 「やり抜く力」の秘密 - なぜ、彼らはそこまでがんばれるのか? 「肉体的、精神的にもっとも過酷」な環境 最後まで耐え抜くのは「どんな人」か? もっとも「有望」 なはずの人が次々と辞めていく 挫折した後の「継続」がきわめて重要 「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す 「やり抜く力」はこうして測る 才能があるのになぜ踏ん張れないのか? 「学力、体力、適性」のちがいは問題にならない 「やり抜く力」が強い人ほど進学する グリーンベレーとの共同研究の結果 どんどん勝ち進んだ子どもたちの共通点 第2章 「才能」では成功できない - 「成功する者」と「失敗する者」を分けるもの 「呑み込みが悪い」のによい成績を取る子どもたち 粘り強く取り組めば「理解」 できる 才能、熱意、努力・・・・・・なにが 「成功する者」の秘密か? ひたすら「同じこと」を考え続ける 人は「本来の能力」をほとんど生かしていない 同じ能力なら「努力家」 より 「天才」を評価してしまう バイアスが生む「4年と4万ドル」の差 「マッキンゼーの面接官」を喜ばせる単純な方法 なぜ「もっとも革新的な企業」が悲惨な末路を迎えたのか? 才能を「えこひいき」することの悪影響 「やってみなければわからない」という考え方 「知能テスト」はまったく信頼できない 第3章 努力と才能の「達成の方程式」 - 一流の人がしている当たり前のこと 一流の人は「当たり前のこと」 ばかりしている 圧倒されると「才能がすごい」と思ってしまう 自分が「ラク」だから人を神格化する 「才能」「努力」「スキル」「達成」はどう結びつくのか? 努力は「二重」に影響する 「偉大な達成」を導く方程式 「何分間走れるか」で、その後の人生が予測できる 「今日、必死にやる」 より 「明日、またトライする」 「2倍の才能」があっても 「1/2の努力」では負ける 第4章 あなたには 「やり抜く力」がどれだけあるか? - 「情熱」と「粘り強さ」がわかるテスト 「ものすごくがんばる」のは「やり抜く力」とはちがう あなたの「やり抜く力」 はどれくらいか? 「情熱」とは、ひとつのことに専念すること 「哲学」がなければ失敗する 「究極的関心」が目標に方向を与える 「やり抜く力がない」 とはどのような状態か? 「最上位の目標」が存在しない バフェットがパイロットに伝授した 「目標達成法」 「同じ目的」につながる目標を生かす 「なんでも必死にがんばる」のは意味がない 「グリーンベレー式」 機転で目標に向かう どうしたら「自分に合った仕事」ができるか? 世界で「トップレベル」になるにはなにが必要か? 「究極の目標」は絶対に変わらない IQと「功績の大きさ」は関係があるか? 偉大な人とふつうの人の決定的なちがいは「動機の持続性」 第5章 「やり抜く力」は伸ばせる - 自分をつくる「遺伝子と経験のミックス」 自分はどのようにして「こんな自分」になるのか? 「やり抜く力」をつくる遺伝子とは? この100年で人の 「IQ」は異常に上がった ひとりが賢くなると、まわりも賢くなっていく 年上ほど「やり抜く力が強い」というデータ どんな経験が人の「性格」を変えるのか? 「環境」が変わると、一瞬で自分が変わる 現実が作用する 「成熟の原則」 「あきらめる」ことがいいとき、悪いとき 「やり抜く力」を強くする4ステップ PART2 「やり抜く力」を内側から伸ばす 第6章 「興味」を結びつける - 情熱を抱き、没頭する技術 メガ成功者たちは必ず「同じこと」を言う 「堅実がいちばん」という考え方を説く人 「好きなことを仕事にする」は本当にいいのか? 金メダリストはどう 「興味」を育むのか? 「情熱」は一発では人生に入ってこない 自分ではっきりとは気づかずに「関心」を抱いている 「好き」にならないと、努力できない スキルは「数年ごと」に「3段階」で進歩する 最初に厳しくしすぎると「取り返し」がつかなくなる 興味を観察する親が、子どもの「情熱」を伸ばす 親がジェフ・ベゾスに与えた独特の環境 人は「見慣れたもの」からは目をそらす エキスパートは「ニュアンス」に興味を覚える 取り組むべきことを「発見」する簡単な質問 第7章 成功する 「練習」の法則 - やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法 メガ成功者は「カイゼン」を行い続ける 「1万時間の法則」は本当か? 「意図的な練習」をしなければ上達しない エキスパートはこの「3つの流れ」で練習する 「意図的な練習」 の原則は誰にでもあてはまる スペリングが強くなる「3つの秘密」 時間の長さより 「どう練習するか」がカギ 「意図的な練習」は1日に3~5時間が限界 「フロー」に入れば、努力はいらない 優れたパフォーマンスは「必死の努力」 が生み出すのか? 「フロー」と「やり抜く力」は密接に関連している 「目標設定→クリア」を繰り返し続ける なぜ彼らはつらいことを「楽しく」 感じるのか? 困難な目標に挑戦するのを好んでいる ラクな「練習」はいくら続けても意味がない 「優秀な人」の姿勢を知る 毎日、同じ時間、同じ場所での「習慣」をつくる 「いま、この瞬間」の自分を見ながらチャレンジする 第8章 「目的」を見出す - 鉄人は必ず 「他者」を目的にする 「これは人の役に立っている」と考える 幸福になる方法は 「快楽を追うこと」と「目的を追うこと」 彼らはどれだけ「快楽」と「目的」を追っているか? 3番目の答えの人は「やり抜く力」が強い 「意義を感じない仕事」を続けることは耐えられない どの職業でも「天職」と感じている人の割合は変わらない 「ひと夏の経験」 で人生のすべてが変わる 「大きな目的」のためなら、粘り強くがんばれる 「役に立ちたい」 プラス「興味」が大きな力を生む 「手本の人物」に出会うことが重要な体験になる それは「社会」のどんな役に立つのか? もっと「意義」を感じられるように変化を起こす 「この人のようになりたい」と具体的に考える 第9章 この「希望」が背中を押す - 「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる 「成績全体を下げる授業」をやめるべきか? 手応えがないと「学習性無力感」にハマってしまう 「楽観主義者」は無力感を乗り越えられる 「楽観主義者」か「悲観主義者」 かがわかるテスト 「鉄人」は楽観的に考える 失敗への「解釈」のちがいが粘り強さを生む マインドセットが 「努力できるかどうか」を決める 子どものころの「ほめられ方」が一生を左右する 成績のいい子を特別扱いすると「固定思考」になる 言葉と行動が「裏腹」になっていないか観察する 「つらい体験」で冒険心が旺盛になる 心を 「強くする」 経験、「弱くする」 経験 この仕組みが「逆境に強い脳」をつくる 脳は「筋肉」のように鍛えられる 「悲観的な考え方」をやめる 「他人の力」を使って立ち直る PART3 「やり抜く を外側から伸ばす 第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法 - 科学では「賢明な子育て」の答えは出ている 「やさしい育て方」と「厳しい育て方」はどっちがいいか? 育て方の優劣を決める「エビデンス」 「やめられなかった」から成功した 「能力」があるんだから続けなさい 「最後までやる習慣」を身につける 厳しくしつつも温かく支える 「自分で決められる」感覚を持たせる 親が愛情深くて「どっしり」と構えている 自尊心が「自分ならできる」という自信につながる 自由を与えると同時に「限度」を示す 膨大な研究の 「パターン」と一致した見解 どんな子育てがいいか「一目瞭然」の研究結果 「賢明な育て方」 診断テスト 「親をまねる」という強力な本能 「やり抜く力」の鉄人の多くは、親を手本にしている 「高い期待」と「惜しみない支援」を組み合わせる この「フィードバック」で意欲が激変する 「無理」という思い込みがなくなる体験を持つ 「支えてくれる人」との出会いが成功をもたらす 「しっかりと見る」ことで変化を起こす 第11章 「課外活動」を絶対にすべし - 「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果 「大変」なのに「楽しめる」 唯一の行動 「2年以上」「頻繁な活動」をした子は将来の収入が高い 「成績」では成功はまったく予想できない 「最後までやり通す」 ことが決定的要因だった 「1年以上継続」 「進歩」を経験した人が成功する ビル・ゲイツが考案した「マイクロソフトの採用基準」 「複数の活動」を最後までやり通す やり通すことで 「やり抜く力」を鍛えられる 研究結果に合致する「ハーバード大の合格基準」 「最後までやり通す経験」から人格が形成される 課外活動をしなければ「やり抜く力」は下がるのか? 「難しいこと」を続けると、貪欲に取り組めるようになる 「勤勉さ」は練習によって身につけられる 「つい子どもをほめてしまう」という問題 おとなも子どもも 「やり抜く力」が身につく4つのルール 第12章 まわりに 「やり抜く力」を伸ばしてもらう - 人が大きく変わる「もっとも確実な条件」 「やり抜く力」の強い集団の一員になる 「偉大な選手」になるには「偉大なチーム」に入るしかない まわりの価値観が「自分の信念」に変わる フィンランド人の傑出した力 「シス」の秘密 肚のなかに「エネルギーの源」があると考える 「徹底的なコミュニケーション」が人を変える 何でも試して「うまくいったこと」を続ける 「強靭な精神力」の有無がわかるビープ・テスト 暗唱で「言葉の力」を自分のものにする 失敗しても「やり抜く力」を持ち続けられるか? 「言葉遣い」を変えて、価値観を変える ささいなことでも 「最善」を尽くす 「ごほうび」だけではうまくいかない 第13章 最後に - 人生のマラソンで真に成功する 「やり抜く力」が強いほど「幸福感」も高い 「やり抜く力」が強すぎて「困る」ことはない 「履歴書」に書く長所、「追悼文」に書く長所 能力があるのに「ムリ」と思い込んでしまう 誰でも 「天才」になれる 訳者あとがき